

マリアンヌの
私はだれのお店
マリアンヌ・ハルバーグの作品たち
マリアンヌ・ハルバーグの
作品たち
マリアンヌ・ハルバーグの永遠のテーマである「私はだれ?」を特集テーマとして彼女の作品を集めました。マリアンヌの作品は、本人が自らスウェーデンの工房で1つずつ手作りする「アーチスト・オリジナル作品」と、本人の原型と監修をもとに日本の工房で製造する「ジャパンシリーズ」の2つのラインがあります。今回の特集では前者の「アーチスト・オリジナル作品」を集めました。これらの作品は、製造数が少なく、1つとして同じものがない完全にユニークなもの。作家が見ていたものは何か、想像力はどのようにして形になるのか、それらが作家の息づかいと共に感じられる貴重な作品です。

私はだれ?2番
私はだれ?だれなのかしら。
マリアンヌの永遠のテーマは「私はだれ?」。彼女は日本での初個展に合わせてまさに「私はだれ?」そのまんまの作品を作った。それがこの彼女初の鏡の作品だ。「鏡に映った自分を見て、あの人誰って思う時があるよね」自分という謎は、きっと解けることがないだろう。けれど、その謎解きほど、私たちを惹きつけるものもないのだ。
ペーパードール 1番
私の好きなペーパードール。
マリアンヌは幼少の頃、多くの少女と同じように紙の人形で遊んでいた。だが、他の少女と違うところは、その後もずっとそれを保持していて、今もその時と同じ気持ちでそれが大好きなところだ。彼女は自分が好きだったもの、影響を受けたものを、そう簡単に忘れたりしないのだ。


台にのったような花瓶
台は台でないけれど花瓶は花瓶であるということ。
マリアンヌは騙すのが好きだ。この花瓶は、台にのっているように見えるが騙されてはいけない。台座は平面のプレートで出来ていて、その上に円柱の花瓶がセットされている。平面と立体のあやういところ、その切れ目と境目を楽しむ、マリアンヌならではの花瓶。