Sélection Marianne
Partie 1
巴里は潮風にのって、スウェーデンの港へ。
マリアンヌ・ハルバーグはスウェーデンの港町で暮らしながら、フランスの女優に憧れる少女だった。その時からずっと、彼女の中にはパリが住んでいて、やがてそれは、彼女独特の北欧の巴里スタイルともいえるような不思議な浮遊感を持つ作品に昇華していきました。マリアンヌの作品を紹介していく特集「Sélection Marianne」の第一回は、マリアンヌのベースとも言える「北欧・巴里スタイル」にフォーカスしてセレクションしました。
Sélection Marianne
Partie 1
巴里は潮風にのって、
スウェーデンの港へ。
マリアンヌ・ハルバーグはスウェーデンの港町で暮らしながら、フランスの女優に憧れる少女だった。その時からずっと、彼女の中にはパリが住んでいて、やがてそれは、彼女独特の北欧の巴里スタイルともいえるような不思議な浮遊感を持つ作品に昇華していきました。マリアンヌの作品を紹介していく特集「Sélection Marianne」の第一回は、マリアンヌのベースとも言える「北欧・巴里スタイル」にフォーカスしてセレクションしました。
01/ チェックのかびん(FP2)
巴里はチェックからはじまる
フランスの女優に憧れたマリアンヌは、彼女が着ていたチェックのスカートにも憧れた。それ以来、チェックは彼女のお気に入り。日本ではじめて作ったマリアンヌの花瓶も、もちろんチェック柄。チェックは清潔で正直。
02/ 花柄のかびん(FP1)
やっぱり花は必要だわ
マリアンヌの家は花屋だったから、花はいつもそこにあった。後年になって、花屋の包装紙に描かれていた花のイラストを思い起こして、彼女独特の花柄が生まれた。彼女は今もアトリエに向かう途中で、何でもない花を一輪摘んで自作の花瓶に挿したりする。
03/ リボンのプレート(みずたま)/
リボンのプレート(ドット)
女の子はリボンが好き
女の子の象徴的なアイテム「リボン」。フランスの女優には大きなリボンがよく似合った。マリアンヌにとっての「リボン」は、少女の頃の空想の世界につながる入口のようなもの。気をつけて!リボンを外したら大人になっちゃう。
04/ おとなのサングラス
サングラスは大人っぽい
少女の頃なら、誰もが欲しがるような女の子アイテムが、彼女の作品のモチーフになっている。サングラスだってそう。映画女優はサングラスをかけているし、サングラスは大人っぽくて素敵だし、なんといってもロマンスの香りがする。
05/ ランプのかびん
ランプとお花はいい相性
女の子のお部屋にぴったりなクラシックなランプが欲しいわ。それが花瓶だったらお花も生けれるからいいわね。と、彼女が思ったかどうかはわからないけど、彼女のアバンギャルドな乙女ごころがよく出た作品。
06/ 香水瓶のかびん
香水瓶という魔法
女優のドレッシングルームに並んだキラキラ光る香水瓶たち。その手の届かない神聖で大人びたガラス瓶から、少女のマリアンヌは目が離せなくなった。手に入れても手に入らないあの香水瓶、それを今も探している。
07/ マニキュアのかびん
マニキュアをしなくちゃ
香水瓶と並び、手が届かない大人の世界がマニキュアの瓶だ。どんな色なんだろう。誰に逢うんだろう。どんな話をするんだろう。大人のロマンスで満ちた世界の前に置かれた、1つのマニキュアの瓶。
08/ ハンカチ(テーブルクロスのチェック)/
ハンカチ(くるくる)
ハンカチを忘れずに
日本でハンカチを作ろうと提案すると、マリアンヌは喜んだ。それもそのはず、ハンカチは乙女の身だしなみのひとつだもの。彼女が選んだのは、小さなテーブルクロス柄と、くるくる柄としか言いようがない絵柄。ご婦人のハンドバッグからこれが出てきたら楽しい。