Lisa Larson

リサ・ラーソン

リサは特別な陶芸家です。
彼女は、対象の中に深く潜水して、選ばれた海女のように魂からカタチを取り出して来ます。リサが取り出して来るものは、予言でも、感情でも、イメージでもなく、常にはっきりとしたカタチです。彼女がライオンの魂に潜れば、そこから丸い形を取り出してくる。そのカタチこそがライオンの本質で、その瞬間のリサは霊能者そのもの。それは私達が決して近づけない場所であり、彼女を特別なアーチストにしている根幹です。

 

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※写真はリサの自宅の庭で撮影した。黄色い色がいいね、と言って、そこに立ってもらった。リサは中に香水が入るアフリカのネックレスをしていて、それを楽しそうに説明してくれた。

 

・トンカチストア(リサ・ラーソンページ)
・リサ・ラーソンオフィシャルサイト

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Artist News

アーティストニュース

Profile

Ceramicist

Sweden

1931年、スウェーデンのスモーランド地方・ハルルンダ生まれ。
Stig Lindberg(スティグ・リンドベリ)に見出され、スウェーデン最大の陶器製作会社Gustavsberg(グスタフスベリ)社で活躍。1979年の独立後、現在に至るまで精力的に創作活動を続けている。幅広い層に人気の猫キャラクター「マイキー」の生みの親としても知られる。

Works

Ceramic Works

陶器作品

陶芸はリサ・ラーソンのライフワーク。
黄金期のグスタフスベリに在籍した経験から量産を前提とした作品を作ることができる。一方、まったく自由な発想で完全な一点物作品も多く制作する。コマーシャルと非コマーシャルを自由に行き交うように見えるが、本人には全くその区別も差別もない。この2面性が彼女を特別な作家にしている。時代により対象への興味は変遷しているが、最後に1つだけ作品を作るとしたら、の質問には、「それは人ね」と即答。

※写真はリサのアトリエの棚にあったユニークピース(一点物作品)。実に様々な作品が家や庭にややラフに置かれていて、トンカチのスタッフは訪れるたびに狂喜する。
マイキー

Characters

キャラクター

日本で出版した初の絵本「NUMBER BOOK」から生まれたマイキーは陶芸作家としてのリサ・ラーソンが新たな領域に進出する契機となった。陶芸作家としてのリサとキャラクター作家としてのリサ、量産作品と非量産作品、静かな生活と旺盛な創作活動、彼女の多様性はここでも発揮されている。2Dのデザインにおいては娘のヨハンナとのコラボレーションが多く、2つの世代の感覚が混じり合い、日本とスウェーデンが混じり合う。

※イラストは「NUMBER BOOK」の表紙になったマイキー。もともとは別の表紙が考案されていたが、この猫をみたとき、この子でしょ、表紙は!となった。けれど、この猫が結構なスターになって、いろんな事を引き起こすとは、誰も思わなかった。

Japan Series

ジャパンシリーズ

以前から日本文化を愛していたリサが当然のように辿り着いた日本の伝統工芸とのコラボレーション。「日本の食卓にリサ・ラーソンのユーモアを」という願いが「おさけとり」に、「日本の干支って面白いね」が「干支シリーズ」になる。伝統工芸以外でも、「リサ・ラーソンを抱きしめたい」という想いが「ぬいぐるみ」になり、「女子高生のカバンにリサの造形がぶら下がったら楽しそうじゃない」が「キーホルダー」になる。北欧か日本か、高尚か大衆か、という境界を「願い」と「想い」で超えていくプロジェクト。

※写真はとっくりとおちょこの「おさけとり」。日本の食卓にお酒があって、子供がお父さんにお酌して、じゃあ、お母さんも一杯いただこうかな、僕にはジュースを入れてあげよう。そんな場面をこの鳥が無限に作り出すことを夢想した。